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第一章・霧に閉ざされた穀倉
辺境最後の穀倉を守り、霧の盗賊と狼を退け、王女を裏切ったかつての近衛隊長と対峙する。

霧冠の王が王冠を奪い、王国は霧に呑まれた。辺境の穀倉を守る五人と亡命の王女ヴェイルが、夜明けを取り戻す旅に出る。

辺境最後の穀倉を守り、霧の盗賊と狼を退け、王女を裏切ったかつての近衛隊長と対峙する。

海魔船長の黒い帆が南の港を封鎖。霧の鎖を断ち、囚われたセイレーンの姉妹を解き放ち、港に灯をともせ。

ヴェイルの生まれた王都は黒い炎に包まれていた。堕ちた騎士の守る門を越え、玉座へ帰還せよ。

霧は晴れても、声は消えなかった。手がかりを追い、凍てつく峠と霜嶺の要塞を越えて北へ。

潮が引き、海底から沈んだ聖堂が姿を現す。溺れた聖者は、いまも中で祈り続けている。

霧冠の王は霧の主ではなかった。真の主は、すでに王国の奥深くで目覚めている。